CSS Nite in SAPPORO, Vol.10 with Microsoft フォローアップ(3)「マルチデバイス対応とCSS3、レスポンシブWebデザイン」(鷹野 雅弘)

2013年7月21日(日)、札幌国際ビル 国際ホールで開催した、CSS Nite in SAPPORO, Vol.10 with Microsoft「HTML5+CSS3 Web Camp 2013」のフォローアップとして、鷹野 雅弘(スイッチ)の「マルチデバイス対応とCSS3、レスポンシブWebデザイン」の資料を公開します。


フォローアップメッセージ

セッション3の 「マルチデバイス対応とCSS3、レスポンシブWebデザイン」を担当した鷹野です。

復習すると、このセッションでは、次の3つの柱でお話ししました。

  • CSS3の新しいセレクター:クリーンなHTML
    (CSSの指定のためだけにid/classを付加する必要が減る)
  • CSS3の新しいプロパティ:画像いらず
    (読み込み速度やメンテナンス性の向上、retina対応など)
  • @ルール:メディアクエリを使ってのレスポンシブWebデザイン

一方、レスポンシブWebデザインを構成するのは、次の3つの要素でした。

  • A flexible grid(リキッドレイアウト、px → %、em)
  • Flexible image/Fluid image(画像を可変に)
  • Media Queries(幅によって、読み込ませるCSSルールを変える)

Googleも推奨ということで沸いているレスポンシブWebデザインですが、スマホ対応であって、スマホ最適化でないこと、また、スマホ最適化は、スマホが使われる場面、使う人などを考慮して、 PCとは異なるコンテンツを提供してもいいのではないか? という提案とその事例をご紹介しました。

ぜひ、よい事例があれば教えてください!

参照URL

補足

大胆な仮説だけでいいの?

いえいえ、そういうわけではありません。
ファーストビューに何を置くか、という優先順位の問題です。
(ことばが足りずに失礼しました)

PC用、スマホ用で、画像の出し分けをした方がいいですよね。

セッション終了後にいただいた質問です。

こちらのサイトでは、jQueryを使って差し替えを行っています。
http://lp28.cssnite.jp/

デフォルトは「CSSNiteLP28_logo_pc.png」。
別途「CSSNiteLP28_logo_sp.png」を用意し、480ピクセルを境に切り替えています。
(78行目、replaceWidth = 480;)

その他の手法は、下記にまとまっていますのでご覧ください。

レスポンシブWebデザインの画像問題の解決法5種 │ Design Spice
http://design-spice.com/2012/06/13/responsive-web-design-image/

同一ソースでレイアウト切り替え

レスポンシブWebデザインにせず、同じHTMLを使って、PCとスマホで異なるレイアウトを実現し、PCサイトが見たいユーザーには、見せられるようにするにはどうすればいいの? という質問を懇親会でいただきました。

DTP Transit
http://www.dtp-transit.jp/

スマホで見ると、画面下に[モバイル | パソコン]という切り替えのテキストが表示されます。

これをクリックすることで、レスポンシブWebデザイン的なCSSの読み込みを制御しています。

ソースコードを見ればわかりますので、確認してみください。

もっとゆっくり

下記に2本のムービーがありますので、ご覧になってください。

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