本イベントは終了しました。ご参加ありがとうございました。
終了から一定期間がたちましたので、セッション資料を公開しました(2015年12月18日)。
セッション1 "地方"に効くHTML5
~ローカルな案件での提案力をアップする、HTML5の活用法~
都市と対極をなす"地方"。インターネットの黎明期から、地方ではWebを利用したさまざまな情報発信がなされてきましたが、「予算がない」「適切な人材(担当者)がいない」などの理由で、多くの地方では期待する目標を達成できているとはいいがたく、都市部の後塵を拝しているような状況でした。
しかし、そういった状況も、少々風向きが変わってきました。「ゆるキャラ」ブームなど、地方にフォーカスする機運が高まってくるとともに、SNSの普及によって、今までは到達できなかった層にも地方発の情報がリーチできるようになってきました。今後は2020年に開催される「東京オリンピック」との関係もあり、「観光」をひとつの核として、地方発の情報がますます世間に氾濫していくと思います。
こういった状況のもとで「地方でのWebの活用」を考えた場合、今後避けては通れないのが「HTML5の有効利用」です。特にAPIを利用することで、多層的な情報発信が以前よりも簡単に行えるようになります。「少ない予算とマンパワーをいかに有効に活用するか」が命題である地方の案件では、まさに渇望されていたテクノロジーといえるでしょう。
このセッションでは、地方におけるWebの現状と展望を俯瞰しながら、HTML5のAPIを概説。想定できる利用例などにも触れていきます。
千野 朋樹(ちの ともき)
札幌生まれの札幌育ち。大学卒業後、一般事務などを経て、2000年より札幌でWeb制作会社に勤務。2007年より現職である恵庭市の株式会社ノースダイヤルに勤務。恵庭市内の企業や行政、各種民間団体のWebサイトの企画制作や管理運営に関わる。同社では恵庭・千歳地域の個人・企業を対象としたローカルISP(プロバイダー)事業も展開しており、その運営・管理責任者も担当。
業務では、企画・立案からコーディング、CMSの構築、公開後の運営やリスティング広告の運用など、Webに関するタスク全般に「浅く広く」携わっているほか、地域の行政や経済施策に関して、Webとその技術の活用方法などを立案し、提案している。
セッション2 CSS3アニメーション 3分クッキング (´ ºムº `)
〜作りながら学ぶCSS3アニメーション〜
CSSでアニメーションが実現できる、という話題が出てから数年。これまでは古いバージョンのInternet Explorer 6対応を基準に制作することが多く、CSSでアニメーションを導入する機会もそれほどありませんでした。
しかし最近では、新しいブラウザ基準での実装を依頼されるケースのほうが多くなってきたこともあり、簡易なアニメーションはCSS3で実装するケースが増えてきています。
今後はこのようなケースがどんどん増えていくことから、これまで導入に踏み切れなかった人はレッツ・チャレンジ。すでに導入している人はあらためて、実装方法をおさらいしておきましょう。
短いコードでよりダイナミックに表現する方法を、実装例をベースに、その場で味つけする方法もまじえて実演します。
長谷川 広武(はせがわ ひろむ/ハム)
SaCSS/HAM WORKS/CodeDesign
1984年生まれ。新潟県出身。北海道の札幌で活動しているフリーランスのフロントエンドエンジニア。(´ ºムº `)
HTML、CSS、JavaScript/jQueryによるページコーディングや、システムやCMSを利用したWebサイト構築・テンプレートの作成のほか、UI設計・制作、スマートフォンサイトコーディングなどを中心に活動中。
フリーランスでの制作活動のほか、2009年より札幌のWebデザイナーなどコーディングをしている人向けの勉強会「SaCSS(サックス)」を毎月主催・運営。また、個人ブログ「HAM MEDIA MEMO」では、HTMLやCSS、jQuery、WordPressなどに関する技術の情報を発信している。
セッション3 明日から企画書に使えるマーケティングのワード
〜マーケターは明日も赤い雪を降らせるでしょう〜
赤い雪が降ったら気持ち悪いですね。
サービスやコンテンツは生活者を巻き込むために赤や青、黒い雪だって降らせることになるでしょう。このような尖った生活者を巻き込んだ取り組みに耐えられるのは、シンプルなWeb設計です。
このセッションでは、生活者とのコミュニケーション設計から、ROI(Return On Investment/投資利益率)で胃が痛くなるWebマーケターの悩みを分かち合います。
セッション4 コンテンツによって起こったSEOのトラブルと、
今後必要とされるSEOの役割
「コンテンツが大切」「コンテンさえあればSEOは不要」といわれることが増えてきました。しかし、コンテンツがSEOとセットで考えられることで、新たな問題が出てきています。同時に、コンテンツを活かすためのSEOも求められています。
このセッションでは、コンテンツによって起こった問題や成功事例についてデータを見ながら解説します。2015年以降もコンテンツが大切であることには変わりません。そこで問われるSEOの役割についてお話します。
伊藤 公助(いとう こうすけ)
SEO Imagination! SEOディレクター
1981年、北海道生まれ。フリーランスのSEOディレクター。出版社で自社メディア運用、制作、サーバー管理や、大規模なECサイトや情報サイト制作から、小規模な飲食店、商業施設のサイト制作を経験し、学校法人広報でインハウスのWebマーケティング担当者(ほぼ何でも屋)を経てSEO業界へ転職。
2013年4月にフリーランスのSEOディレクターとして独立。さまざまな規模のWebサイトのSEOに携わる。
2011年1月よりSEO・SEM情報を発信するブログ「SEO Imagination!ブログ」と、平日にSEO情報をまとめて配信しているFacebookページを運営。
セッション5 リスティング広告におけるクリエイティブとその相関性
ここ数年の間にDSP(Demand-Side Platform)やネイティブアドなどさまざまな広告が生まれ、世の中に情報を配信していますが、依然としてリスティング広告の需要は高く、Yahoo! JAPANやGoogleなどの媒体はもちろん、各販売代理店の売り上げも右肩上がりです。
そのような中、取り扱い金額のみでなく、クライアントサイドにノウハウが蓄積され、それが文化となり、広告効果を増幅させている企業も多く存在しています。
私がこの業界に入った8年前は配信するだけで成果を出たため、それに満足していましたが、2015年以降はクリエイティブとの相関性がとても大事になるはずです。
せっかくの広告予算をバラマキで終わらせないために、クリエイティブとの相関性を考察しながら、リスティング広告を運用するポイントについて解説します。
山中 もとお(やまなか もとお)
株式会社マジメ 代表取締役1982年、東京都生まれ。札幌市豊平区在住。ライフワークはJリーグ FC東京サポーター。家族はWebデザイナー&貿易業の妻(中国出身) 。
構成作家などを経て、2006年に株式会社フルスピード入社。サービスプランニング部部長を経て、2009年に株式会社NDPマーケティング取締役 札幌支社長就任。これをきっかけに札幌に移住する。
2014年4月、株式会社マジメ設立。代表取締役就任。2014年6月にライティングプロダクション「マジメ」設立。リスティング広告にとどまらず、アフィリエイト、SEO、Web制作、アクセス解析の観点から、現在約30社ほどのWebコンサルティングを実施中。
セッション6 本当に使えるGoogleアナリティクスのデータ10選
もはやアクセス解析のスタンダードツールといってよいGoogleアナリティクス。
2015年は、Web制作や運営に関わるすべての人に、マーケティングの発想と経験がシビアに問われるようになるでしょう。マーケティングに必須のツールとして、Googleアナリティクスのいっそうの使いこなしが求められます。
Googleアナリティクスでは、ユニバーサルアナリティクス、オーディエンスレポートなど、ここ数年でぞくぞくと新機能が追加され、得られるデータ、見られる切り口はどんどん多様化、複雑化しています。アクセス解析にもとづく調査分析をそれなりに経験していても、いざWebサイトの改善提案やリニューアル計画を進めるとなると、どこを見たらよいのか、なにを深堀りしたらよいのか迷ってしまうものです。
このセッションでは、改善提案やリニューアル計画など、Webサイトをさらによくするアクションプランを立てる際、提案に説得力をもたせるためのデータを10個、厳選して紹介します。
益子 貴寛(ましこ たかひろ)
株式会社サイバーガーデン 代表取締役
1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。学生、社会人と長らく過ごした東京を離れ、2011年6月より北海道旭川市に在住。
Webサイトの企画、設計、プロジェクトマネジメントから、リスティング広告、ランディングページ設計、SEO、メールマガジン制作などのWebマーケティング全般までを手がける。社内研修の企画、セミナーイベントへの出演、執筆や教育活動にも力を入れる。
主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)、『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック(Web検定 公式ガイドブック)シリーズ』(監修・執筆、ワークスコーポレーション)など。
セッション7 コンバージョンや売り上げ向上に役立つ
写真撮影テクニック
Webサイトが無料ツールや安価な方法で公開できるのと同様に、デジタルカメラさえあれば素人でも簡単に写真が撮れる時代になりました。しかし、結果はどうでしょうか。
素人が作るWebサイトとプロが作るWebサイトが、同じ成果を生み出せるわけではありません。写真も同じで、素人とプロとではクオリティに大きな差があります。自分たちで撮る写真、無料や有料の写真素材、そして、プロに依頼して撮る写真の使いどころをきちんと理解し、成果の達成とのバランスを考えて適切に判断、選択することが大切です。
カメラの構造や撮影技術は、幕末に坂本龍馬が写真撮影を経験した時代から大きくは変わっていません。「温故知新」。これまで脈々と受け継がれてきた写真撮影とディレクション技術を知ることで、明日からすぐに使えるヒントが見つかるでしょう。
写真撮影に費やす時間やお金を「コスト」ではなく「投資」と考え、2015年こそ、これまで以上に大きな成果を達成できる年にしましょう。
鍋坂 樹伸(なべさか しげのぶ)
コマーシャルフォト サン・スタジオ
1975年、兵庫県姫路市生まれ。中央学院大学商学部商学科卒業。香川県高松市在住。東京都内の印刷会社営業職を経て、2003年に実家が運営する「コマーシャルフォト サン・スタジオ」に入社。
広告写真家として活動し、食品・化粧品・洋服・人物・風景など、さまざまなジャンルの撮影に対応。
また、企業の広告活動のディレクションを行うなど、写真を軸としたコミュニケーション戦略の企画立案も行っている。2012年より専門学校 穴吹デザインカレッジにて非常勤講師。CSS Nite in TAKAMATSUオフィシャルフォトグラファー。
著書に『Web制作と運営のための写真撮影&ディレクション教本~段取りから準備、撮影テクニック、実践ポイントまで~』(マイナビ)。bizYou Webサポート エキスパートコラムで「写真撮影入門」「写真撮影実践」を寄稿。
セッション8 フォント、タイポグラフィから見る2014年のWeb制作
フォントまわり、2014年の一番の話題といえば、「源ノ角ゴシック」(≒Google Noto Sans)のリリースでしょう(7月)。GoogleとAdobeがオープンソースとして、リリースしたフォントは7つのウエイトを持つ高品位なフォントです。
このセッションでは、デスクトップおよびWebフォントの動向やトレンドを整理します。
鷹野 雅弘(たかの まさひろ)
Webサイトの構築やコンサルティングを中心に、WebやDTPに関しての講演やトレーニングのほか、書籍の企画や編集、スクールなどのカリキュラム開発も手がける。
2005年からCSS Niteを主宰。日本全国、および海外に展開し、420回を越える関連イベントを通して、のべ50,000名を超える方が参加している。
テクニカルライターとして20冊以上の著書を持ち、総販売数は14万部を超える。主な著書に『よくわかるDreamweaverの教科書』(共著、マイナビ)、企画編集を行った書籍に『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(マイナビ)など。
セッション9 削ぎ落されてきているWebコンテンツの見せ方
〜大量の情報から厳選された情報へ〜
フラットデザインへの注目とともに、シングルページが多く作られるようになりました。それに合わせてページ内の情報量が抑えられていき、ビジュアルでシンプルに伝え、文章で補足するというカタチが当たり前のように見受けられます。
レスポンシブWebデザイン(RWD)化による画像の扱い、レイアウトの扱いが大きく変化してきたといえるのではないでしょうか。
このセッションでは、シングルページ、RWD、フラットデザインなどの潮流のなかで、ビジュアルをどのように使うのが効果的か、またそれぞれのビジュアルにはどんな意図があるのかなどを解説。これまでのトレンドをまとめつつ、今後のトレンドを探っていきます。
イシジマ ミキ(石嶋 未来)
株式会社ザ・マーズナレッジ 代表取締役
グラフィックデザインを中心にWeb、DTPと幅広くデザインを行うかたわら、講演や書籍執筆なども手がける。2013年にザ・マーズナレッジ株式会社を設立。これまでに培ったグラフィックデザインワークやフリーランスの実績を元に、より実践的な技術を教え、企業の即戦力な人材を育てている。
デザインワークで使うツールやワークフロー、デザイン自体の考え方に関する著書を持つ。Twitterでライブドア株式会社に就職など、Twitter、Facebook、ブログなどのソーシャルメディアを使ったマーケティングにより販促費0で事業を拡大中。
主な著書に『神速Photoshop[グラフィックデザイン編]』(共著、アスキー・メディアワークス)、『スマートフォンデザインでラクするために』(技術評論社)、『デザインの学校 これからはじめるIllustratorの本』(同)など。