CSS Nite in SAPPORO, Vol.13 フォローアップ(1)1時間目「Webサイトのしくみ」(益子 貴寛)

2014年4月13日(日)、東札幌・ICC Cross×Gardenで開催したCSS Nite in SAPPORO, Vol.13「Web制作と運営のキホンを学ぶ」のフォローアップとして、益子 貴寛(サイバーガーデン/実行委員)による1時間目「Webサイトのしくみ」の資料を公開します。


スライド/音声


動画

※ デスクトップやタブレットでは、右下の「Vimeo」から、大きなサイズで見られます


フォローアップメッセージ

1時間目「Webサイトのしくみ」を担当したサイバーガーデンの益子です。

Webサイトのインフラ、ブラウザ、ワークフローについて、基本的な話ながら、周りになかなか聞けないことや、トレンドに合った適切な判断の仕方を説明しました。

ベテランの人も、日々、仕事に追われていると、常識の変化に気づかなかったり、ベーシックなことを振り返る機会が持てないことがあります。これからWebに本格的に関わる人はもちろん、キャリアの長い人にも役立つセッションになったなら幸いです。

以下、アンケートでいただいた質問に回答します。なるべくていねいに、と考えて、ちょっと長めです。

Q:ふだん、どのように情報を収集していますか?

いまは、Facebookのタイムラインで、知り合いから入ってくる情報がほとんどです。

以前はRSSリーダー、次はTwitterが主で、Gunosyなど新しいツールも使っていないことはないのですが、Facebookのフィルタリングと情報の重みづけが、個人的にフィットしています。参考になる記事やページは、伝統的な方法ながら、ブラウザのブックマークにフォルダ分けをして保存しています。

もっとハイテクな方法がたくさんありますが、便利すぎると、集めること自体が目的化してしまって、 中身を読まない、ということになりかねないからです(あとで読むものリストになってしまう)。自分なりに決めているルールは、記事は「あとで読む」のではなく「すぐに読む」ことです(ブックマークは、実際に読んで役に立ったものリストにする)。

時間の都合ですぐに読めないときでも、自分宛てにメールでURLを送っておき、なるべく早く目を通し、参考になればブックマークに保存するようにしています。

情報は、いまは黙っていてもたくさん入ってくる時代なので、自分にフィットする方法を見つけるのが一番だと思います(他人がこうしているから、と、気にする必要ナシ)。

Q:地方でもWebの運営は可能でしょうか?

このあたりは、けっこう悩んでいる人が多いと思います。

個人的な意見として、Web制作や運営は、受注するタイプであれば、やはり都市型の仕事といえます(大きな会社が多い大都市に、仕事が集中している)。市町村の人口が、ほぼそのまま、Webサイトの予算や規模、仕事量、関わる人の多さを表しています。

一方、自分(自社)でサイトやサービスを運営するのであれば、どこにいてもそれほど変わらず、アイデア次第、物販であれば商品の魅力やプロモーション次第で、充分可能です。たとえば、有名な通販会社には、東京、大阪、名古屋ではなく、九州、しかも、かなり田舎にあるところがけっこう多いです。

地方のほうが、競合が少ない、諸経費や生活費が安い、ワークライフバランスを保ちやすい、といったメリットもあります。

ただ、年齢が若ければ、やはり数年は、大都市、道内では札幌での、仕事の進め方、スピード感、 求められる質の高さを経験しておいたほうが、その後の大きな糧になると、個人的には思います。それがむずかしくても、寝食を忘れて没頭するそれなりの期間が、どうしても必要と考えます。

このへんは大きな話になってしまうので、とにかく、自分にとってベターな方向に進むにはどうしたらよいか、ちょっと考えてみることをおすすめします。

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