CSS Nite in SAPPORO, Vol.11 フォローアップ(4)「UX視点からはじめるスマートフォンサイト制作」(岡野 マミ)

写真:岡野 マミ(リーグラフィ)

事例をもとにした入念な準備とわかりやすい説明で、アンケートでも高評価でした

2013年11月9日(土)、東札幌・ICC Cross×Gardenで開催したCSS Nite in SAPPORO, Vol.11「実践! スマートフォン対応サイト制作」のフォローアップとして、岡野 マミ(リーグラフィ/CSS Nite in SAPPORO実行委員)の「UX視点からはじめるスマートフォンサイト制作」の資料を公開します。


CSS Niteベスト・セッション2013の「ベスト20セッション」に選出されたため、通常の一般公開よりも先行してお届けします。


スライド/音声


動画

※ デスクトップやタブレットでは、右下の「Vimeo」から、大きなサイズで見られます


フォローアップメッセージ

セッション4「UX視点からはじめるスマートフォンサイト制作」を担当した実行委員の岡野です。みなさん、ご参加いただきありがとうございました。

今回は、実務で行ったスマートフォンサイト制作でのUX(User Experience/ユーザー体験)デザインの流れについてお話ししました。

自分がUXデザインをするようになったのは、リーグラフィに入って「ユーザーを考えたデザインをしてください」と言われていたことがきっかけです。

解決方法を探してたところ、UXデザインに出会いました。初めてのことばかりで手探り状態で大変でしたが、ユーザーに喜んでもらうためにも、今後もやり続けたいです。

セッション内でご紹介したプロトタイプの画面検証サービス「InVision」
http://www.invisionapp.com/

当日お配りしたプロトタイプの用紙を、以下からダウンロードできます。たくさん、使っていただけたら嬉しいです。
http://www.regraphy.com/download/regraphy_sp_prototype.pdf

以下、アンケートへの回答です。

Q:各工程にかかった日数が知りたかったです。

コンテンツやサイトの規模によって変動しますが、今回はおおよそ10日程かかりました。

現状調査、ターゲット把握、リニューアル打ち合わせ/3日
インタビュー、まとめ/1日
ペルソナ・シナリオ/1日
コンセプトダイヤグラム/半日
プロトタイプ/2−3日(社内確認と修正を含む)
ユーザーテスト、まとめ/1日

UXデザインは使い回しができませんが、インタビューのやり方やプロトタイプの作成などコツをつかめば、より素早くターゲットのニーズをくみ取ったものができます。

他にも、懇親会の場で以下のご質問をいただきました。

Q:インタビューやユーザーテストではどうやって人を集めたのですか?

中小企業のウェブ・スマホサイト制作では、正直、UXデザインに予算を付けることが、大変難しいのが現実です。

今回の場合は、知り合いにスープカレー1杯で協力をお願いしました。皆さんも人づてに探してみたり、ご友人にお願いするなどして是非UXデザインを実践してみてください。

UXデザインで使われる言葉はカタカナ用語が多く、意味が捉えにくかったり、「実際どうすればいいの?」という部分があると思います。

今回のセッション内容が、みなさんの参考になれば幸いです。

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